日本から視察に来る市民団体の評価も高い。だが、この規制は十分浸透せず、守らない人や事業者も多い。たとえば、ソウル市を代表する繁華街の明洞の飲食店に入って、テーブルを見ると、楊枝が置かれている。コンビニエンスストアでは、過剰包装の菓子が山積みになっている。ファストフード店では客の多くは使い捨て容器を選択している。飲料容器には、ドイツを真似てデポジット(預かり金)制度が導入されている。たとえば、ビールだと1本50ウォンの預かり金を払う。あとから空きびんを持っていくと、お金が戻ってくる仕組みだ。ところが、店舗面積の小さい商店は、預かり金をとるだけで、払い戻しに応じてくれない。店主に言っても「そんな制度は知らない」と一蹴するだけである。韓国には、韓国特有のお国柄や国民性がある。いい意味でも悪い意味でも、それがごみ政策に反映されている。日本が何を見習ったらいいのか、何を見習ってはいけないのか、吟味することも必要だ。